君主帝旺学の内容
叢林塾の君主帝旺学は、中国明王朝・万暦帝の時代、万暦帝のお守り役であった張居正が、幼い万暦帝を、どこに行っても誰の前に出ても恥ずかしくない君主に育てるために施した帝旺学です。
講義内容
講義内容は、次の4つに大別されています。
一、玄典
一、実学
一、功法
一、秘術
一、玄典
「玄典」とは、「玄人」の「経典」の意味です。
君主として立ち居振舞うための根幹を為す考え方・世の中の原理原則を学びます。
一、実学
「実学」は、「玄典」が事実どうなのか、自分たちの身の回りで確認していきます。
一、功法
実際に実践してもらいます。一ヶ月ごとに成果がでます。
一、秘術
秘術と書いてありますが、霊感や超能力を鍛えるという意味ではありません。
知っていれば種がありますが、知らない人からすると不思議に見える術を学びます。
初回講義での一節
通常、四書五経、道家、儒家、孫氏の兵法、法家の韓非子など、10人強の古典を読みこなせばいいんでしょう。
しかし、ここでは一切読まなくても結構です。
叢林塾の君主帝旺学には、すべて入っています。
その中で、人を敵に回す論理は全部捨ててあります。
君主というのは、バカも天才も、仲間にならないといけない。喧嘩の強い人も弱い人も、仲間として扱わないといけない。健康な人も病人も、仲間として扱わないといけない。
つまり、優劣で人を分けません。肩書きで人を分けられないんです。
なぜか?
「国」の中には全員いるからです。
乞食から大金持ちまでいる。それが本来の国です。
君主の使命は、いろんな民がいる中で、それぞれの一流を見つけきれるかどうか。
それぞれの一流を見つけ、適材適所を実現できるかどうかで、国の趨勢が決まっていきます。
自分の会社の社員の一流を見つけきれないとどうにもなりません。
そしてその一流を見つけきれるかどうかは、まず自分の一流を見つけきれるのかどうか、であるということです。
その、自分の一流を見つける訓練が、君主帝旺学です。